福岡
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上峰幼稚園の1日観察をしてきました。
お天気に恵まれた中、上峰幼稚園の1日観察をおこないました。
ワークスのこどもの設計では、
“実際にその園でこどもたちや先生はどんな生活をしているのか”
“園内の空間はどのように使われているのか”
を見学させていただくことが多くあります。
園ごとに1日の過ごし方や、空間の使い方がそれぞれ違うからです。
その中で、あたらしい園にはどんな空間が必要かをみんなで考えるきっかけにもなります。
この日はこの春、入園して来たこどもたちもいて、新しい1年がスタートしたばかり。
園での生活は、先生方、こどもたちの工夫が溢れていて、
こちらも見学させていただくのがとっても楽しみです。
お天気もいいので、お外で遊ぶ時間も多かったこの日。
くつの履き替えなどの場所や仕方もチェックです。
お迎え待ちをするこどもたち。送迎の様子も園によって様々です。
制服のある幼稚園か、お着替えは?どこにお洋服を収納してるの?
室内の様子もみれるところはたくさんチェックしています。
柳川幼稚園が完成しました。
柳川の街並のあたらしいシンボル、柳川幼稚園が完成しました。
街並の色合いに寄せながらも、これからの未来の柳川をイメージできるようなデザインになりました。
ワークスのこども建築に新しい風をつくったこんな幼稚園ができたのも、
芸術的感性の高い理事長先生、こどもたちをよく知った園長先生、
実現するまで力を貸してくださったみなさまのおかげです。
これからの柳川をつくっていくこどもたちが、ここで明るい毎日を過ごせることを願っています。
北面は交通量の多い道路に接するため、直接的な視線を遮りつつ、やわらかい北の光を色々な角度からこどもたちに届けます。
既存園舎とつながる中庭へ広がる南面は、北面と対照的にオープンに。
こどもたちの遊び場としてちょうどよい広さになりました。
くつ入れのブルーと、ベンチの赤のアクセントがきいたエントランスホール。
柳川に暮らす人々の帰り道をやさしく照らす柳川幼稚園のあかり。
園舎は新しくなりましたが、地域の人々にも引き続き愛される園でありますように。
平尾保育園が完成しました。
いろいろな方々のちからを借りて、平尾保育園が完成しました。
福岡市中央区という「まちの中」にできた、木の匂い漂うやさしい保育園です。
木の柱と漆喰の壁、無垢のフローリング、木製サッシから成る明るい保育室で、
こどもたちものびのびと新しい保育園での生活を楽しんでいてくれていました。
クラスのサインは「青い月」の中川さんのデザイン。それぞれのクラスのお花をピンク一色で表現してくださいました。
みやま保育園につづき「nishimokko」の西村さんとのコラボレーションで生まれました。
まちの中に緑の魔法をかけてくれたのは、「西海園芸」の山口さん。
小鳥が通うような、木の実が成るような、お庭をつくってくださいました。
岩をのぼったり、坂をかけあがったり、砂場であそんだり、こどもたちの笑い声がひびいています。
木造の平尾保育園
福岡市中央区の平尾保育園は平尾小学校の児童増加に伴う拡張計画のために、
中央高校の前の敷地に新築移転することになりました。
木石舎と設計機構ワークスが協働して設計監理を担当します。
8月8日に地鎮祭をして、地業工事も順調に進み、根切工事から基礎工事に
入っていきます。
ベタ基礎が完成して、木造の建物の軽さに改めて驚かされます。
計画地周辺は小学校、高等学校、高層マンションなどコンクリートの建物に囲まれています。
そんな街中にぜひ木造の園舎を建てようと初志を貫徹した、平尾保育園の理事長と木石舎の
佐々野さんに敬意を表します。
木造といえども、子どもたちの安全のために準耐火構造の2階建ての建築物です。
空間にあらわしになる柱や梁は、火事になっても建物が倒壊しないように太くなっています。
火が出ても木の周りが炭化して、それ以上の木の燃焼を食い止めて、構造耐力を維持します。
だから、古い民家に使われていたような太い柱たちに触れながら、子どもたちは生活します。
太い四角い柱には、角に3センチの面取りを施してもらいました。
柳川幼稚園 絶賛工事中
福岡県柳川市にて、認定こども園柳川幼稚園の増築工事がすすんでいます。
先日、碧く晴れわたった空のもと、上棟を祝う餅撒きが行われました。
都市部では餅まき少ないですよね?
僕は田舎育ちなので、幼少期、なんどか拾いにいった記憶がありますが、そもそも何故、上棟したら餅を撒くのでしょうか。
もともと家や建築を建てることは地域による共同作業でした。家を建てる、それはお金を持っていることを表します。昔はそんな富の象徴をねたむ地域コミュニティもあったようです。そこで、上棟という節目に、保存食である『餅』や『小銭』を撒き、地域に分配することで、地域コミュニティを円滑におこないたい、そんな何とも人間らしいきっかけから始まった風習でした。
建売が多い昨今では、都市部田舎に関わらず、なかなか餅まきをする建築も少なくなっていますが、折角の機会ですからね、楽しんで地域コミュニティを発展させていきたいですね。