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大曽天主堂
DATE2019.07.24
新上五島町の中通島には、創建当初の姿を今にとどめるすばらしい教会建築があります。
世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に指定された頭ヶ島集落にある
石造の頭ヶ島天主堂と、奈麻郷にある青砂ヶ浦天主堂と、そして青方郷にあるこの大曽天主堂です。
蝙蝠天井を支える木の柱の柱頭には、素朴な木彫りの文様がほどこされ、
窓には、シンプルな花の文様の木の枠の中に色ガラスがはめ込まれています。
私の祖父と小学校同窓の鉄川与助氏による設計施工の建築作品です。
この島には30棟を超える教会建築が入り江ごとにありますが、小さいながら
珠玉のような祈りの空間を体験することができます。
大切に守り伝えられていくことを願います。