コトコトの家 つづき
「コトコトの家」の匠=藤匠住宅の藤松さんです。
「コトコトの家」は藤松さんとワークスのつくる新しいプロトタイプになりそうです。
「コトコトの家」は1,2階共15坪の総2階建ての住宅です。
道路に面する東面は白い櫛目引きの単純な切り妻の壁です。
ふたつだけ小さな窓が切ってあります。
斜面に建つ「コトコトの家」は南側に眺望が開けます。
北側には、お隣の古い屋敷の庭木を借景にさせていただきました。
1階は玄関のないワンルーム空間です。
南東の角にある玄関を入ると、タイルの土間があって、
建て主さまのお気に入り家具が置いてあります。
そして、お気に入りのペンダント照明がふたつ。
キッチンも土間。藤松さん開発の換気フードは音が静かで高性能。
キッチンがダイニングテーブルになる掘り炬燵形式の床は、「かえるの家」と同様です。
キッチンダイニングとリビングは引き込みの太鼓張り障子で仕切ることもできます。
そして西側の突き当たりの壁にしっくいと無垢板でできた階段があります。
手摺は30mmΦの黒く塗装された鉄のパイプが1本です。
2階には和室とお風呂と寝室とロフトがあります。
洗面室とお風呂からは、南側のまちの景色が、竪の木格子越しにひろがっています。
格子のおかげで、外からはお風呂の様子は分かりません。
小さくコンパクトな住宅ですが、隅々まで無駄がなく、とても活き活きしています。
そしていたるところにちょっとした花を飾れる場所があります。
いろんなスペースが、訪れてくれた子供達の人気のスペースになりました。
ちびっ子お世話係の織さん、ありがとう。