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2008年3月29日

大石一彦さんの住宅見学会

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みづまの基礎配筋検査のあと、二日市に寄って大石一彦さんの住宅作品を見学させてもらいました。
コンセプトが明確な白いキューブの住宅でした。

1階の中央に床が60cm下がった収納スペースがあって、周囲に寝室と水廻りとコートと玄関が配置されています。
2階は床が90cm低くなったリビングを中心に壁のないワンルームの構成です。

大きなハメ殺しのガラス、ワーロンの壁や障子、床からの照明、FL+900位置のスイッチ、引き違いサッシを利用した引き込み窓、3連方引きサッシ、スチールフラットバーを貼った柱・・・
勉強になるディテールが盛りたくさんです。

本当に丁寧な仕事をなさってます。

しかし、何より感心したのは、この総2階ワンルームのようなプランを成立させている、1階床スラブの蓄熱式暖房でした。ちゃんとした設備計画があって初めて、大胆な空間設計が可能になることを改めて教えられました。

大きな声で楽しそうにいろんなことを説明してくれる、大石さんの声が家中に響いてました。

ありがとうございました。


筑波工務店の秦さんもお見えになって、「こことここは私のアイデアなんですよ。カッカッカッ!」といつもの笑顔でうれしそうでした。

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これが、秦さん考案の最も廉価な住宅用引き違いサッシを利用した引き込み窓。
網戸もついて、雨水抜きも考慮されています。