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2007年12月19日

八女の歯科医院 着工しました。

無事に確認申請も下り、今週から工事がはじまりました。
先週末、着工に先立ち、現場の職人さんとの打合せ、地盤調査、生コンの試験練りに行ってまいりました。

今回のプロジェクトは歯科医院で、鉄骨とRCの混構造。
とくに多くの職人さんが重要な役割を担っています。
ワークスより設計の意図、先生の医療方針などを職人さんたちに伝えました。
地元の職人さんがほとんどで、みなさん「八女で一番目立つ歯科医院にしよう!」
とはりきってくれてました。(きっと)

打合せのあと、現場にて地盤調査のようすを覗いて、
先生と家具の使い勝手の打合せ。

その後、プラントにて試験練りに立ち会ってきました。
プラントに行ったのははじめてでしたので、
試験場にある材料や道具、試験用の機械など、それだけでわくわくしてしまいました。
0.01グラムまできっちり材料を計って供試体をつくりました。

DSC_0045.JPG
動きがすばやい現場監督さん。
杉型枠のサンプルをつくってくれてます。

コメント

コンクリート打ち放し仕上の建物はコンクリート打設で全てが決まリます。

そのためのステップとして、生コンプラントの選定、コンクリートの試験練り、供試体製作と圧縮破壊試験、コンクリート打設計画等が重要な業務になります。

またそのために、サッシュ製作図を前提にしたコンクリート躯体図を入念に検討し、型枠の割付、セパレーター位置を確認します。

美しい躯体をうつためには躯体そのものがシンプルであることと、かぶり厚さをしっかり確保して蜜実なコンクリートを打つことに尽きます。

蜜実で固いコンクリートを打つために、村長はコンプラスト211(非空気連行性躯体防水用減水剤)などの混和材を利用していました。
「八女の歯科医院」のコンクリート躯体は単純な二つの直方体ですので、混和材は不要ですが、現場が一丸となって、丁寧な打設を心がけましょう。2階コンの打設時のノロが1階に回って外壁を汚さぬよう配慮が必要です。