作品集
潤野保育園
DATE2014.01.1
コンセプト
園舎の建て替えにともない、まちにひらかれた、こども中心としたまちづくりの拠点を目指したプロジェクト。
昔から地域に根ざしたお寺が経営しており、近くには田んぼや畑も多く残り、園児の祖父母の田畑で田植えや稲刈り、野菜の収穫など、食育を中心とした地域との交流が積極的に行われていました。これからは、園児や保護者だけでなく、子育てに奮闘するご両親はじめ、就園前の子どもやお年寄りなど、さまざまな年代、さまざまな職業の人たちが集い交流が生まれるような場所になることを目指して、設計時の保育士さんやこどもたちとのワークショップはもちろんのこと、地域美術館の芸術員協力のもと、こどもたちや地域の人、園のOBOGと地域アートワークショップを重ねました。
人生の最初の6年間という貴重な時間を過ごす保育園がすてきな「原風景」となるように、多様な経験ができる空間づくりを目指しました。
ちいさな「まち」にみたてた建物は、3つの「家」とそれぞれをつなぐ「街路」で構成されています。「家」は素材が異なり、街並みのそれと同じように、こどもたちはさまざまな素材に触れます。園の玄関口であり、シンボルである「光の塔」は、太陽の働きとともに、床にさまざまな色の光を落とし、キラキラとした軌跡をつくります。
HP:潤野保育園
計画概要
工事名称
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潤野保育園 |
所在地 | 福岡県飯塚市 |
延べ床面積 | 1147.4㎡ |
主要構造 | 鉄筋コンクリート造2階建 |
竣工 | 2014年1月 |
設計監理 | (有)設計機構ワークス / 坂口舞 清水千恵 |
構造設計 | アトリエ742 / 高嶋謙一郎 |
設備設計 | 有限会社シード設計社 / 鶴澄 |
施工 | 大和興業株式会社 |
造園 | 緑親園 |
サイン | テッシンデザイン / 先崎哲進 |
什器 | ブランチプラス / 野田武史 |
写真 | Blitz Studio /石井紀久 |