“既存建物の魅力を引きだす”

築40年になるRC造平屋建の診療所併用住宅の既存躯体を活かして補修工事を行い、診療所部分を刷新する計画。 既存建物は四周に2メートルの軒を出した端正なプロポーションのRC造寄棟屋根。

外観は、ゆっくりした勾配のスロープをつくるために玄関入口を奥に変更するだけで、外壁と軒裏の傷みを補修するにとどめた。
内部は、寄棟屋根がつくる空間を現わして待合から診療室までワンルームとし、木調の家具で間仕切って、おおらかな診療空間とした。

待合には、ノマドデザイン蔵谷亮介さんのテーブルと、
リッツウェルの椅子を配した。