大野教会のある長崎県西彼杵郡大野町から20キロほど海岸沿いを北上したところに、西海市大島町と崎戸町があります。
1999年に大島大橋が完成して、九州本島と陸続きになり、先っちょの崎戸島まで車でいけるようになりました。崎戸島の西方に大立島、江島、平島が飛び石状に並び、頭ヶ島があって私の故郷上五島中通島に繋がります。
大島町はかつて炭鉱の島でした。私の中学校高校の同級生に池田君という愉快な友人がいて、親父は大島で船医をしていました。池田君はアラビアで電工をしています。
今回は、田舎暮らしの達人堀江康敬さんの紹介で、家内と一緒に崎戸島の島宿「桜櫻」を訪ねました。
吹抜けの「囲炉裏室」にしつらえた大きな木の食卓を占領したのは宿のご主人「ヤヨキチ」さんが潜って採ってきて、料ってくれた伊勢海老とアワビと黒ウニでした。お刺身もたんとあります。
いやいや・・絶句する島料理でした。
みなさん、日本の西の果てにある、あたたかな島宿「桜櫻」で、最高の海の贅沢を味わってみてください。
久しぶりに、村長の太鼓判お薦めが見つかりました。
ご主人のヤヨキチさんは達人堀江さんの田舎暮らし先輩格でありました。
福岡でデザイナーとして活躍していたヤヨキチさん夫妻は、17年前に地元の崎戸島にもどって、料理を勉強し、島宿「桜櫻」を始めたのです。OPEN HOUSEがコンセプトです。
ヤヨキチさんの撮る島の風景は島の風が吹き抜けてキラキラしています。
これは料理が始まる前にビールのつまみに出された塩茹でのタカミナ。
でかい!
村長は殻に藻がついた奴のほうが好き。
ハラも食べれるし、カラに残ったスープもうまい。
田舎暮らしの達人堀江さんは村長が尊敬するプランナー。
12年前に福岡から大村湾沿いの川棚町に移り住み、海と夕陽を眺めながら、ネットとPCを駆使して、九州全域で活躍しています。
堀江さんが東京帰りのデザイナー風をブイブイ吹かせていた頃は、ヤヨキチさん夫妻の尊敬する先輩でした。
私は堀江さんが田舎暮らしの候補地を探している頃、福岡県星野村の仕事で知り合い、それ以降いいお付き合いをさせててもらってます。
今回長崎県田舎暮らしアドヴァイザーに指名されたそうです。
初めて訪ねた大島と崎戸島は、私にとって車でいける五島でした。自然の地形も山の植栽も全く同じです。波止場の水の透明感も一緒でした。
ヤヨキチさん、修子さん夫妻、堀江さん、律子さん夫妻に囲まれて、旨い肴と焼酎と、懐かしい話と新しい夢に酔いながら、私たちは夜が更けるのを忘れてしまいました。
本当にお世話になりました。
これから、ヤヨキチさん夫妻の次の夢「咲蔵」のお手伝いが始まります。