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2008年05月30日

意識の記憶

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私たちはいつ頃から自分の意識を持ったのだろう?


そして、私達人類はいつ頃から主体的な意識を持ったのだろうか。

二足歩行をはじめ、脳が大きくなってゆく100万年前。

高度な道具を使ったり、埋葬の文化を持ち始める20万年から5万年前。

記録に残る文明が花開く5000年から3000年前。

現在の世界宗教が出揃う2000年前。

そして、紀元2000年の今、人工知能が出現した。

わたしたちは姿かたちを進化させたように、

きっと、心も進化してきたのだということ。


”遠い昔、人間の心は、命令を下す「神」と呼ばれる部分と、それに従う「人間」と呼ばれる部分に二分されていた。どちらの部分も意識されなかった。”

「神々の沈黙」 ジュリアン・ジョーンズ

久しぶりに興奮して読んでいる本です。

私たちはいつ頃から自分自身の意識を持ったのだろう?

2008年05月26日

星野村 池の山荘と茶の文化館

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八女の交差点に建つ歯科医院の完成間近の姿を確認し、にしで先生に教えられた近くの旨いちゃんぽんを食べて、そのまま星野村に登りました。

きらら温泉の横の「池の山荘」が全面改装建て直してこの3月から開業していました。


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素敵な公共建築がまたひとつ増えました。

「池の山荘」の設計コンペに、設計集団櫂も参加したのですが、残念ながら別の方の設計が採用されました。
先行して建てられた「きらら温泉」ともうまく調和して、好感の持てる2階建ての山荘旅館が完成していました。
ちなみに、櫂が提案したプランは平屋建ての旅館でした。

フロントの客あしらいもよい雰囲気です。
もう6月は週末の予約がいっぱいだそうです。


「星野村はなんか、こう、村の品格みたいなモンがあるよね。」

「うん、それと小国と比べると谷が深くなくて明るいね。」

よく一緒に星野村を訪ねた、櫂の古賀士平と利助の沢渡さんが言ってたのを思い出します。

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老人福祉施設だった頃の「池の山荘」は1泊2食付で6000円でしたが、新しくなって9500円になってました。

きらら温泉にゆっくり浸かって、緑の英気をおもいっきり吸い込んで、


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いつものように、「茶の文化館」で新茶を買って帰りました。

上は茶の文化館玄関ホールの水盤に映る星野の空。

2008年05月21日

「けものみち」さんの絵葉書

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大分県別府市に建つ住宅「けものみち」の建て主さまから絵葉書をいただきました。

奥様のお爺様のふるさとの風景。

磯の香りがする風が吹いて、

漁具がぶつかる音がして、

干し魚をねらう猫の鳴き声が聞こえて、

空に鳶がゆっくり舞っているような・・・


私の里も上五島の入り江に面した小さな集落でした。

家内の里も外海町の遠浅の浜に面した集落でした。

海の様子を見たり、港の風景を眺めたりすると心が落ち着きます。

そんな心温まる絵葉書をいただきました。

ありがとうございます。


鹿や狸がいつも通る森の中の「けものみち」。

道が先にあるのではなくて、通ることで道ができていく。

そんな風に住まいができていく。

そんな想いをこめたネーミングです。

2008年05月19日

遠来の友

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大阪からテキスタイルデザイナーの友明が来た。
古くからの友人夫妻とともに、夜舟で五島に渡る。

友明はいつものリュックを背負って、BD-1を転がしながら、待ち合わせのホテルオークラからでてきた。
友人は大きな荷物と釣竿を抱えている。

村長「飯、どこにしようか?”つきよし”も”まるさん”も”一梅”も一杯みたいなんよ。」
友人「家内がいっぺん博多の屋台に行きたい、いいよりまんねん。近くにありまへんか?」
村長「ある!ある!そこの川べりにいい屋台があるよ。」

須崎問屋街にいた頃に、行きつけだった屋台「月しゃん」に行った。

5月の博多川沿いの屋台は、川面を抜ける風が気持ちよくて、芋のお湯割がどんどん進む。

友人はW1SからGUCCIのカー付き、最後はHarley。
友明はYAMAHA AT-1、TX750のカー付き、TY175、現在BMWF650。
村長はCB72、W1SA、XL250、XR80、最後はブロス650、今は何もなし。

話は尽きない。

夜風に当たって、時間のすぎるのを忘れて、あっという間に出航の時刻。

3人は楽しそうに船に乗り込んで行きました。

島での釣りの成果と、長崎旅行がすばらしいものになりますように!

2008年05月12日

杵築

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大分県国東半島のつけ根に杵築の城下町があります。
「北台」と「南台」の武家屋敷群に挟まれた谷あいに町人の町「谷町」がつづいている特殊な街の構造です。
村長は28~29歳のころ、勤務していた建築事務所の仕事で、杵築のまちなみ保存を検討するために調査に訪れたことがあります。
当時は高台の武家屋敷から見下ろす谷町には、酒屋や味噌屋の瓦葺の古くて大きな建物が軒を連ねていました。
日本中の他の町と同様に、新しいバイパス道路沿いに商業施設ができて、古い商店街は寂れてゆきつつありました。客足が減ってゆく商店街の要請で、街の保存と再生のコンサルタントが求められたのです。結局、その後私達が計画策定に関わることはありませんでしたが、高台の武家屋敷からの、谷をびっしりと埋める商家の屋根が夕陽に照らされている光景をよく憶えています。

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久しぶりに訪れた杵築のまちは、谷あいの商家の多くを建替えて、道幅も拡張され、観光地として開発されている最中のように見えました。

寂しげなまちの様子が気になりましたが、他に類のない街の構造を活かしたまちづくりが成功することを祈ります。
これから20年後には、一度郊外に転出した施設が旧市街に戻ってきて、
後期高齢者になった私達が、電動車椅子で買い物ができるようなまちがきっとできることを・・・

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杵築のまちに、音楽の趣味をともにされる若いご夫婦のための住宅、「つーとんの家」の設計が始まります。

2008年05月09日

いろいろの花があってよかった

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サボテン

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チャンチン

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福岡市天神交差点の角に2本の「チャンチン」が在ります。

4月から淡いきいろの若葉が、繁華街のまちかどを彩っています。

写真は福岡市植物園内のチャンチン。

2008年05月04日

五月晴れ

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こんなにも緑色って多様だったっけ?

子供の頃は山の色は緑にしか見えなかったような気がするのだけれど、最近やけに山の色がにぎやかに見える。

人は歳を経て、色覚に変化が生じるのだろうか?
短い周波数の青色と、長い周波数の赤色よりも、中間周波数の緑色を多く感知するとか・・・
子供の頃に未発達だった甘さを感知する味蕾は大人になって発達する。
味覚も子どもと大人では違ってくるというから、視覚もきっとそうかも知れない。

それとも、歳とって、春の息吹や生命力に敏感になっているだけなのだろうか?

照葉樹や竹の若葉が、金色に燃え立ちながら山々を彩っている。

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新緑を眺めながら、五月晴れの有田陶器市を久しぶりにのぞいてきました。

「0」がたくさんある高周波値札にはほとんど反応せず、「0」がふたつの低周波値札だけに反応しながら・・・