お濠の冬支度
YAMAHA製6馬力の船外機をつけた筏に乗って、胴付長靴と長ゴム手袋で完全武装したオジサンたちが、柄の長い鎌を片手に、この1週間ほど、毎日楽しそうにお濠で枯れた蓮を撤去しています。
「うーーむ、水深はあんなものか・・・」
「ちょっとだけでいいから僕もやりてえなあ・・・」
「でも、今年のお花見で、ここに転がり落ちて命も落とした人がいたなあ・・・」
「レンコンはどうするのかなあ・・・」
蓮が除かれた水面には、いろんな水草が緑のタピストリーをつくりだしている。
水草が密集しているところは、なんだか上を歩けそうな気がする。
蓮が水面から見えなくなって、九州場所が始まって、もうすぐ国際マラソンが落ち葉舞散る沿道を飾る。
寒がり村長が苦手な冬が、すぐそこまで来ている。