島原の整形外科医院の棟上
南島原市の島原鉄道有家駅のすぐそばに、木造平屋建ての小峰整形外科医院の建築工事が進んでいます。かつて大噴火した普賢岳がすぐ近くで見下ろしています。
瀬野和広さんデザイン、末松信吾さん構造設計の木架構は清々しく軽やかでした。
使用木材は全て120角のカナダ栂。
120×120×4000の木材をフルに使いきって、6mスパンの診療リハビリ空間を実現しています。
この木架構を最大限に生かしたインテリアデザインがなされています。
120角の栂に、軽やかなスチールの補強です。
久しぶりに棟上の飾りを見ました。
近所から子どもたちがスーパーの袋を持って駆けつけてきます。
大工さんが建物の4隅に置く飾りもちを持って、いとも軽やかに軒の上を歩いていきます。
施主の小峰先生と瀬野さんと棟梁さんたちが力いっぱいもちをまきます。
村長ももちを拾って、ポケットにしこたま詰め込みました。
沖縄名護から駆けつけた構造の末松さんは棟が上がって、構造i家の仕事は一段落。
これからは意匠、設備、照明などの課題を解決しながら、現場監理が進んでいきます。
末松さんの横で柏手を打っているのはプロトハウスの牟田さん。
この建物のサイン計画を担当します。
秋らしい青空がどこまでも広がる、心地よい一日でした。