素敵な言葉-不足
裸にて
生まれてきたに
何不足
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裸にて
生まれてきたに
何不足
自然に溶け込むかのように建っている民家を見れば、誰しもやすらぎをおぼえるだろう。それは、人間と住まいの関係が、それをつつむ全体性の相のなかに位置づけられていることを感じるからである。けれども、いくら古い民家をまもりつづけていても、もはや私たちはそうした全体性に到達できないことを知っている。民家のように物理的に永続する住まいのなかでは、生きられた経験は、そこで世代を超えて共有されていかねばならない。ところが、いまや周囲の自然をはるかに超えて、人間と住まいをつつむ世界は拡散している。だから、現代の生きられた住まいは、すべての個人が、めいめいの住まいを建てる不断の経験をとうして、成就してゆくより仕方のないものなのである。
封建制度の産物でもある伝統的な民家の集落景観は、生きられた個人の経験が、社会の経験とも一体であることを約束していた。では、私たち現代人は、いかにして社会との関係を内在させた住まいを持つことができるのだろう。現代住宅に立ちはだかる永遠の命題である。
-佐藤浩司「住まいに生きる」-
長崎県立美術館で今日まで開かれている北欧モダンデザイン展にきのう行ってきました。
みんなが「いい!いい!」っていうし、隈さん+日本設計の美術館もまだ見てなかったので・・・
いいですねー!やっぱり北欧のデザインはいつ見ても惹かれます。
実用的だけどかわいい。
モダンだけどあたたかい。
家具や器や道具を見ていると、日本のデザインとの共通性を感じます。
フランスや中国の過剰な感じにはなじめないけど、素材感があって、余白がおもしろくて、シンプルなデザインはやっぱり僕らのDNAに近いのかな・・・
写真を撮ろうとしたら係りのお姉さんに怒られて、家具に触るたびに注意されました。
それでこれだけ・・・
帰りは喜楽園が閉まっていたので、修学旅行の女子高生大集団に完全包囲されながら、新地の江山楼でチャンポンと皿うどんを食べました。
やっぱり僕は『ヨコハマ』のほうが好き!
三女の萌は文学部の4年生。
5月5日、こどもの日、萌の友人たちを呼んで炭火焼パーティーをしました。
連休中は魚市場はお休み。
志摩の朝市にサザエとイカとアサリと豆鯵と野菜を買出しに。
朝市は8:30から開くのだけど、オープン前から行列でした。
新鮮な魚介類は30分から1時間で売り切れる勢い。
朝市はいいね!
日本二人、韓国二人、中国二人、香港一人、仏蘭西一人の女の子たちばかり。
短期の留学生たちです。
なかなか日本語が上手でした。共通語は英語。
村長さんはランゲージギャップとジェネレーションギャップであまり話題に入れませんでした。
娘さんたちは夜が更けるまでキャピキャピおしゃべりに花盛り。
やっぱり男の子の話題が多そうだったね。
サザエのつぼ焼きが好評でした。
よかった。
勝つ者は恨みを受く
負くるものは夜も寝られず
勝つと負けるを離るる者は
寝ても覚めても安らかなリ
『ダンマパダ』
寝ても、覚めても、歳をとっても離れられず。
君たちのように水面にプカンと浮いていられたら・・・
4月29日(日曜日)、娘と福岡動植物園にいきました。
独身の頃やこどもたちが小さい頃にはよく来たものでしたが、久しぶりです。
中川さんhttp://kyusaku.jugem.jp/の影響が強くあります。
植物園は花が咲き誇って、素晴らしいピクニック日和。
子供づれの家族やお年寄りのカップルがお弁当を広げて楽しそう。
おなかの大きな女性もたくさん見かけて、ひょっとすると日本の少子化は来年解消されるのではと思ったほどでした。
花の間をすばやく飛び回るアオスジアゲハを見つけました。
もうアゲハチョウが飛ぶんだ・・・
子供の頃昆虫採集(特に蝶)が得意だった村長は、アオスジアゲハはも少し遅くなってからでなかったかなあと首を傾げました。ちなみに私の弟も昆虫採集が得意で、さらにマニアックな甲虫の専門でした。派手好きで飽きっぽい兄貴と地道で探求派の弟でした。
動物園に下ると、ペンギンたちのお昼の食事時。
飼育係のかわいいお姉さんが、鯵をペンギンたちに食べさせていました。
大勢の観客。プールに鯵を投げると、ペンギンたちが飛びつきます。
こどももみんな大喜び。
ところが、なんと上から野生のアオサギが、きっちり横取りするのです。
泥棒サギくんです。
写真は飼育係のお姉さんに叱られて退散するアオサギくん。
動物園の一番上には小さな遊園地があって、娘がとっても懐かしがりました。
空飛ぶ象さんと入り口そばのきしゃポッポが一番好きだったそうです。
そんな末娘もずいぶん大きくなりました。
親父の相手をしてくれるのもさてさて何時まで?
それまでの時間を大切にしたいと思います。
4月28日の「ふたばの家」オープンハウスも、またまた、あたたかな日和のなか、多くの方にご来場いただきました。
ありがとうございました。
「ふたばの家」は建て主様の素敵な感性とワークスの設計スタイルとがシンクロした、心地よい作品になったと感謝しています。
玄関ポーチや駐車場に埋め込んだガラス玉はもうお馴染みになりましたね。
訪ねてくれた子供たちが、「アーっ!ミッキーやあー!」ってよろこんでました。
優しいお兄ちゃんと、マイペースの弟君の「ふたばの家」。
どんどん磨き上げてくださいね。