« 活き | メイン | 鴨のつがい »

2007年03月22日

「木つつ木はうす」のこどもたち

春の訪れとともに完成した「木つつ木はうす」は、こどもの笑顔があふれる家になりました。
極力金物を使わない木組みの技術は、居間からロフトまでつつぬけの空間設計とあいまって、暖かくて柔らかな生活の器をつくりだしています。

%E5%90%B9%E6%8A%9C%E8%A6%8B%E4%B8%8B%E3%81%97.jpg

キッチンから連続する大きな食卓は「木つつ木はうす」の中心です。中心が吹き抜けていて、2階にスノコのキャットウォークとこどもたちのワークデスクがならんで吹抜を取り囲んでいます。
そしてコノ吹抜の真上に3つの独立したロフトが組み上げられた木組みに支えられて浮かんでいます。

%E3%83%AD%E3%83%95%E3%83%88%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82.jpg

ロフトはちょうどダブルベッドの大きさで天井は低く、斜めになっていて、南の窓際が少し高くなってます。小さな子供が座って室内側を見下ろすとこんな感じ。こんなちっちゃい子は上がれないけどね。
でもこんな森の梢で暮らすように育った子供は、きっと木の実取り(おサル)のようにたくましく、柔軟に育つのかもしれない。それが木組みの匠瀬野和弘さんの一番のネライのような気がする。

%E3%83%AD%E3%83%95%E3%83%88%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%BF%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93.jpg

ロフトからは南の通りを見下ろすことができて、近所の仲間たちに声をかけて・・・
なんかワクワクしそう。
ずいぶん以前に、ユトレヒト郊外の住宅地を訪れた時にタウンハウスの2階ロフトから男の子に手を振られたことを思い出しました。通りに直接リビングが面していて、ダイニングの向こうの中庭まで通りから見通すことができました。逆に住まい手からも通りの様子がよくわかって、まちがとても安心な感じでした。住まいの窓には花があふれていて、どの住宅もまちと話をしているような雰囲気です。
私の郷里の五島列島の漁師町も、座敷が細い通りに面して開放されていました。

コメント

素敵な家でした。
同時に、オープンハウスに伺って、ワークスの輪(和)が着実に広がっている感を持ちました。
これからも素敵な家が増えるんでしょうね~。
私たちは、いつまでもワークス応援団です。

ご来場ありがとうございます。
たくさんの方においでいただいて、「木つつ木ハウス」見学会も大にぎわい。
こどもたちが目をきらきらさせて走り回っていたのが一番印象的でした。
つくづく設計屋やっててよかったなと思える瞬間です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

コメントする