鴨のつがい
陽気なユリカモメたちと違って、鴨は日がな一日ゆっくりと、人の手の届かないあたりでたむろしている。ときどき群れから離れて、つがいの鴨が泳いでゆく。夫唱婦随なのか、婦唱婦夫随なのかわからないけれど、離れたりくっついたりしながら、それでもずっと二人で、堀の端から端まで泳いでゆく。
そういえば雑誌で鴨猟の記事を見たけど、網で猟をするのだけど、一日に2羽までという規制があるらしい。雑誌の写真で猟師が2羽の鴨をしとめていたけど、やっぱり雄雌つがいの2羽でした。つかまる時もつがいなのですね。鴨南蛮そばをこないだ食べたばかりの私は複雑な気持ちでした。