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2007年03月12日

都市のリズム

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集合住宅の南面バルコニーと手前のビルの屋上の空調用室外機が重なってこんな光景が・・・

都市に棲むことは個が規格化されて並列されること。異なる家族がいくつも同じ姿でマトリックスをつくる。空調機械が同一規格で整列するかのように。大型の高層団地ではおなじみの光景。
しかし私たちの生活は多様で変化してゆく。
バルコニー一杯の緑が繁茂していたり、こどもの洗濯物が陽を浴びていたり、アンテナが宇宙を介して放送を受信している。室内もまた全く違う様相のはず。

「規格化」と「多様性」と「可変性」と「保守性」
普通ですが、4つのキーワードで柳川の賃貸集合住宅を考えています。
ゆったりとした50㎡のワンルーム。
シングルで少しリッチに暮らす。
一部をオフィスにしてSOHOも可能。
若いカップルなら寝室を独立することができる。
子供ができても小さいうちは寝室を広く使って一緒に寝れる。
少し大きくなったら2寝室に仕切ることができる。
水廻りの配置の工夫と可動家具によって、規格化しながら住まい手の住まい方に柔軟に対応できるそんなプランを検討中です。空家率を減らせると思うのです。
そしてもうひとつ、建て主にとっては建物の耐久性能と保守メンテナンスのしやすさが重要です。
竣工後、12年、24年、36年の大きな節目に必要になる改修更新コストを合理的にすることが設計のテーマです。

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