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2007年02月13日

有明海のエビスさん

春のような陽気で雲ひとつない週末、佐賀に蟹と牡蠣を食べにいきました。
来週から東京の会社にトラバーユする友人と、来春から東京転勤予定の友人と三人です。一緒に行かない家内と子供たちに後ろ髪を思いっきり引っ張られながら家を出たのです。

武雄北方ICで高速を降り肥前鹿島を通って左手に有明海の浅海を眺めながら、長崎との県境の竹崎の「鶴荘」を目指します。
鹿島のGSのおじいさんの「竹崎蟹ば喰うならどこでも大して変わらんけど、、「竜宮」は北島三郎が来たとかゆうて有名かけど・・・・うーん、鶴荘がよか!わしらも時々行きよったけん。あそこならよか。ずーっと行って左に行けばよかけん。」という言葉を頼りに、ずーっと三人で左を見ながら、途中ロードサイドの「牡蠣焼」「竹崎蟹あります」の看板を尻目に走っていきました。左に分かれ道があるたびに左折して三度も行き止まりに遭遇しながら(・e・)、竹崎城址そばの港に面した旅館「鶴荘」にたどり着きました。

冬の港を見下ろす小さな部屋でワタリ蟹と牡蠣を満喫したのでした。
東京の若い友人は「この蟹は身がしっかりして、味が濃いっすねー。タラバやマツバより旨いわ!」と大満足。黙々と蟹を食べ終わって友人を見ると、かにの殻にカキ色のたまごを残している。「たまご好かんと?」と聞くと彼はニヤリと笑って仲居さんを呼び日本酒を注文して、蟹の肉とたまごの入った殻に酒を入れてうまそに一人で飲んだのでした。「あーあ!運転手は飲まれんもんね。」
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腹いっぱいの三人は潮風を浴びて波止先の釣り人をからかいながら、見つけたのがこの派手なお土産つきの石の恵比寿さん。冬の日差しを浴びて笑っていました。また陽気な気分になりました。

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