いちばんおいしいチャンポン
今長崎は「ランタンフェスティバル」。中華街の「新地」の路地一杯が色とりどりのランタン(中国風の提灯)で埋め尽くされているそうです。
村長も今年こそカメラ片手にフェスティバルを見物しようと思っていますが、長崎の飲み屋街「銅座」の路地も空中に看板が溢れていて素敵な通りです。きっといろんな町にもこんな界隈が存在するのでしょう。でも銅座の密度感はなかなかです。こんな路地からさらに枝分かれして巾1メートルもない路地の先にいろんなお店があります。車が無い時代、坂本竜馬たちが飲み歩いた街の構造が残っているような気がして、わくわくします。
ところで、長崎出身の村長としては他所でおいしいチャンポンと皿うどんに出会ったことがありません。「長崎ちゃんぽん」と銘打った店に入っても、あの長崎の甘くて旨くてなおかつ安いチャンポンはどこにもないのです。長崎ならどこで食べてもまず外れることはありません。「新地」の中華街(例えば江山楼)でも十分うまいチャンポンは食べれます。でも、もし長崎まで足をのばしたら、ぜひ寄ってほしいお店を紹介します。
字が難しいけど「カンロ」と読みます。銅座の通りに面してあります。
こちらは長崎にあるのに「よこはま」です。「カンロ」の数件隣にあります。
どちらの店も2階に座敷がありますが、1階はホントに普通の食堂みたいな感じです。
チャンポンと皿うどんは800円。そぼろチャンポンとか特性皿うどんは具にホタテや牡蠣が入って1200円ぐらい。この2軒の味は甲乙つけがたくどちらもおいしいです。うまいチャンポンや皿うどんがあるから、長崎の料理屋は総じて値段が安いのだと思います。江戸の時代から出島の貿易のおかげで潤っていた長崎は庶民も砂糖を贅沢に使って、甘い味に慣れてしまったという人もいます。
料理の味も人それぞれの好みがあるので、本当はただ単に私の好き嫌いかもしれません。でも、ぜひ、一度長崎の甘くてうまいチャンポンと皿うどんを食べてみてください。皿うどんなら村長は細面のバリバリが好きです。
ちなみにチャンポンと皿うどんは中華料理ではなく、長崎発祥の創作料理だそうです。